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2014. 01. 23  
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 この島に滞在している間、毎日欠かせないのがハウスリーフダイブ。 早朝が多いが、昼間や夕方の時もある。 コースの基本は、東のエントリーポイントから入って、ちょうど半周して西のアクアリウムまで行って帰ってくるというパターン。
 このコースは飽きない。毎日潜っても、全然飽きないから不思議だ・・・。おそらくこれは、上質な散歩だからだろうと思う。

 ガッチリとしたベースがあって、そこにその時々の様々なイレギュラーな驚きと感動が入り混じる。だからいいのだ。 今までの主なイレギュラーな役者は、キハダマグロ、イルカ、マダラトビエイ、そして巨大なスギの大群や、イワシ、グルクマ、イカ、クラゲの群れ、等など。
 ベースラインに、そのつどリードギターの新鮮なアドリブが加わるという楽しさ。これはまさに、魚達とのジャムセッションなのかもしれない。

 まあ何はさておき、とある一日のワンダイブという事で、のんびりと海中散歩を満喫してみよう。器材をセッティングしタンクを背負って、いざ出陣! リーフに差し込む南の光は、それだけで様々な物語を語ってくれるだろう。
 珊瑚と珊瑚の切れ目が、オーシャンゲート。海の中まで、ス~っといざなってくれる。

 入ってすぐに、色とりどりの熱帯魚のオンパレード! これだから嬉しくなるね。ここで、島の砂浜から20mほどだ。 エントリーポイントの主役は、このニジハギ達かな。 キラキラ、サワサワ泳いでいる。 もうこれだけで夢の世界。
 幾つか特徴のある根があるのだけど、最も大きくて威厳のある、その名も「貴婦人の根」。まずはこれにあいさつ。その根にある、白いアザミサンゴに棲む水色のデバスズメダイの群れが、何とも上品で美しい。

 この辺りは様々な珊瑚が咲き誇り、まさに水中のお花畑だ。そして、それに劣らない位の様々な種類の魚達が共存して生活している。 驚くほどの数、豊潤な自然界の営み。特にシマハギの群れの美しさには、思わず付いていきたくなるほどだ。コバンアジのメタリックな輝きも、 「ファンタジック!」という言葉がピッタリ。
 そして、ある時はカメがのっそりと前を先導してくれたり、モヨウフグのひょうきんな姿やリーフシャークの精悍なシェイプを見たりと。おっと、カスミアジのパトロール隊だ! いつ見ても、いいツラ構えと動きをしてるねぇ。よし!追っかけっこだ!!

 しばらくは珊瑚から遠ざかり、沖の5mぐらいの上層をゆっくりと体のコリをほぐしながら進む。底までは30mぐらい。あたかも「鳥」になったかのように水中を「飛び」、その青い「空」の浮遊感を味わう。
 途中、定番の穴の中にロブスターが居ないかチェックしたり、砂地にマダラエイの姿を見つけたりしながら。

 程なくして、例のアクアリウムに到着。 ハナムロの群れが川のように流れてくる。 ここに、ウメイロとタカサゴの群れが加わる時もある。 その時は、もうほんとファンタスティック!!
 しばらく観察したあと、「昼寝」のポイントに着底して、目の前のシーンをポケ~と眺めるのが大好き! スカシテンジクが、多い時は雲のように一面を覆う。
 そこに様々な種の小魚の群れが、オーバーラップしたり離れたりを繰り返し、中型の魚の群れが横切る。音のない魚たちの動きだけの四重奏。時おり、偉そうな顔をしたハタ系のボスが、小魚達を追い散らかしたりする様子を微笑ましく眺めながら・・・。

 その後、すぐ隣の丸い「スフィア」という根に移動する。 ここも思い入れがある定番スポット。丸い根を覆うように沸き立つソラスズメの群れが、とにかくシュール! 根を球体の惑星に見立てると、さしずめ大気層のように魚達が揺らめくのだ。水中にある、「地球生命圏」のシミュレーション。
 エアーが無限にあるなら、いつまでも見てまどろんでいたい光景。だがそうもいかず、エアーは有限。そろそろ帰路に就かねば。
 の~んびりと、今度は浅場の枝珊瑚の群落の上を通るコースで。ブダイやアイゴの群れの捕食を眺めたり、イソギンチャクに棲むクマノミ達にちょっかいを出しながら。
 そして特徴のある貴婦人の根が見えてきたら、そろそろ元のエントリーポイントだ。

 ここの潜りには、一つの「様式美」があるんだなぁ。
 僕は、いいダイブとは、「60分前後の、起承転結があっても筋書きのない映画。そのドラマそのものを演出し、中に入り込む事」だと思っている。 言い方を変えれば、「参加型の、ライブの即興劇場」

 陸に上がると、全てがリセットできたように爽快だ! そして、余計な事はいっさい考えなくなる。 光と風が心地いい。存在している事が嬉しい。ただただ、それだけ! そして徐々に徐々に、「漂白の旅人」となっていく。
 まだ夕暮前だが、こんな時はキリッと冷えたシタデールのジンがいい。限りなく「無色透明」に。 自分も、世界も、現象も、風も、何もかも・・・。沁みるねぇ。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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