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2014. 03. 08  
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 「無人島」がコンセプトの、小さな島:ジープ。「ただそのまんまそこにある」というシンプルな素朴さがポイントだ。それ故、行った時にひらめいた様々なアイデアや工夫が、あたかもロビンソー・クルーソーになったかのように俄然その現場で生きてくる。そして即興の手作りのモノが、この島で生まれたかのように、そこに自然に溶け込むのだ。
 他の大半のリゾートのように、お膳立てされ、ただ受け取るだけの所とは違い、思い思いに創意工夫で楽しめる所。それがこの島の大きな魅力であり、スタンスでもある。

 落ちている椰子の実、葉っぱ、貝がら、珊瑚、流木、木の実、花。そんなものをあしらって、ちょっとしたテーブル飾りなどを作ると、心もホノボノとしてくる。珊瑚と貝で創った風鈴や、椰子の実に何かを描いた即興のオブジェ作りも楽しい。
 とあるゲストが、「木琴」ならず「珊瑚琴」を作って演奏したとも聞いた。いいねぇ。こんな風に創作しながら楽しめるのって、とても素敵な事だと思う。ジープ島ならではだ! 今の時代、全ての物が「出来上がり過ぎてる」気がするよね。

 その日ガイドのマッケンジーが、『自宅の近くにいっぱい咲いてるよ』って持ってきてくれた花も大活躍だった。ボトルに生けたり、シャコ貝にあしらったりと。滞在中、あちらこちらで花に囲まれ、とてもハッピーな気分だった。考えてみれば、ゲストが自由に思い思いに周辺を飾る事ができる宿なんて、そうそう無いよねっ(笑)
 オーナーの感性が隅々まで行き渡った店や宿で、その感覚に包まれるのも好きだけど、こんな風に「場所と素材はあるので勝手にやってー!」という素朴さは更に魅力だし、断然クリエイティブな感覚だ。

 自然発生的に遊び心が沸いてきて、大の「おとな」が少年・少女に帰っていく。これって、とても重要な事だと思う。本来「遊び」とはそういうものだったはず…。
 『自由な素朴さに溢れている事は、なんてリッチなんだろう!』という究極の命題…それをこの島は何のテライもなく、悠然と伝えてくれている気がする。

 ゲストの一人が島の現地人スタッフ:リペルから椰子の葉の編み方を教わっていた。リペルは、もう島と共に歩んできたお母さん的な存在。ゲストの食事を作ったり、様々な部分でサポートをしてくれている。
 で、彼女はとても器用にカゴやお皿などを編む事ができるのだ。椰子と共に生活している、この地方の人々ならではの「文化」とも言えるだろう。
 大きなバナナの葉は何かを包む時にとても役に立つし、イランイランの生花で作った素朴なレイは、とてもいい香りがする。自然のモノを自然のままで利用する知恵。それは、朽ちてもそのまま自然に帰っていく、環境の循環を生む…。これこそ究極のエコロジーだ!

 この島には人工的な明かりは必要最小限しかない。夜は月や星々の明かりに照らされ、驚くほど明るい。なので、優しいローソクの炎が一番似合う。もっとジャングルのある鬱蒼とした大きな島なら、ビーチで焚き火もいいだろう。でもここでは、チロチロと燃える小さな明かりがとても存在感があって、心を落ち着かせてくれるのだ。

 そんなかんやの自然の流れで、『ゲストの皆で手作りのキャンドルを創ろう!』となった。基本の素材は、ただの裸のローソクのスペアのみ。風で炎が消えたり揺らめかないように、各々がそれぞれアイデアをひねり始めた。空き缶や流木を利用する者がいたり、珊瑚や椰子の葉を使う者もいたりで…。

 夢中になって工作したその夜、テーブルの上に手作りの可愛らしいキャンドル達が並んだ。それはもう、なかなか壮観なシーンだった。その中でゲストのHさんが作った、バドワイザーの空き缶にただナイフで無造作に穴を空けただけのものが目に付いた。案外これがシンプルながらも斬新だったんだなぁ。シーボーンアートならず、ナチュラル・スクラップアートってとこかな。
 僕の作った椰子の葉をただ巻いただけのランタンも、光が適度に透過し、まずまずといった感じで美しかった。

 そんな中で聞こえるのは、波の音とヤシの葉ズレの音だけ。潮の香りと暖かい風。人間本来のおだやかな夜の時間が、ようやく訪れたような気がした。静かで、豊潤で、優しい最高の夜の時間が…。

 ギターを持参したTさんに、『ツェッペリンの天国への階段を弾いてよ!』ってリクエスト。アコースティックな音色が、優しい明かりに吸い込まれていくかのように響いていく…。

 今宵もまた旨い酒が飲めそうだ。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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