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2014. 04. 15  
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ジープ島というのは極めて特異な島だと思う。その幾つもある「不思議さ」を語るのがこのブログの役割の一つだけど、特に感じるのは「星空の美しさ」だ。

 通常、星を見るには、山の頂上の空気の澄んだ所がいいと相場が決まっている。天文観測所はそのような所にあるし、日本で言えば野辺山高原が有名だ。(僕もここにハレー彗星を見に行ったぐらい)
 海の近くは、常時海面から水蒸気が上がり、モワっとしていて星を見るにはイマイチ。しかもたいてい民家や様々な灯りが近く、それらが邪魔をするのだよ。現に僕も世界中の南の島に何度も行ったけど(モルジブだけでも、リゾートを変えて10回)、星空に感動した事はほとんどなかった。

 ところがどっこい、このジープ島。恐るべきことに、天の川までもががくっきりと見えちゃうのだ! 『星を見る=山の頂上=寒い=緊張感』という通常の図式を打ち破り、Tシャツと短パンでリラックスしながら、ほど良い気温の中でマッタリと酒でも飲みながら見られる。
 このシチュエイションは、ほんとシュールで、この世の天国だ!

 理由を考えると、人が住む大きな島からポツンと離れた無人島で、周りにほとんど明かりがない事。スモッグや廃棄ガス等の大気の汚れから完全に隔絶されている事。常に東からの貿易風にさらされていて、晴れている所の大気の水蒸気の量が、海の上にしては極端に少ない事。この3点だろう。

 そしてこの星空の下、ビーチにサマーベッドを置き、その上に布団をひいて、シーツを被ってそのまま朝まで寝てしまえる。これが今や、「ジープ島に行ったら絶対にやってみたい事」として、ゲストに大人気なのだ。
 『満天の星の下で眠る』、何とロマンチックで想像力を沸き立たせてくれる行為だろうか!
 でもここで一つ思い浮かべてほしい。今までこれをやった経験があるかどうか? 答えはNOだろう。アウトドア好きの僕ですら、この島でやり始めるまでは未経験だった。外でバーベキューをしたり酒は飲むが、「寝るときはテントの中で」というのが普通の感覚だよね。

 実はこの外寝、僕が第1号で、始める前に面白いキッカケがあったのだ。17年前、最初にジープに上陸した時の事。開島祝いで、地元のオーナーを始め、現地の人も大勢来ていた。そして夜、もちろんボートでは帰れないので、みんな島でザコ寝。もうその辺の椰子の木の下で、勝手に寝ているのだよ。何とワイルドな! でもそれが僕の目には、コテージの中よりもよっぽど開放的で快適に見えたのだ。 

 もうこれは「目からウロコ」のカルチャーショック!! 

 恐る恐る翌日、自分自身で試してみると、何とこれがとても気持ちいい! 星々や月を見ながら、波の音や自然の息吹に抱かれて眠りに入るような感じなのだ。そして翌日の朝、暖かな日の出の光を浴びながら目覚める爽やかさったらない!
 『これぞジープ島!!』って思ったね。
 
 それ以来、「ジープ島名物:外寝(笑)」として、『いいよ!』って、ゲストの人達に勧めてきた。もう、この島でしかできない…って言うか、やれない場合が多いし、やりたいとも思わない(笑) ジープだからこそやる必然性があり、いざなわれる気がする。

 何故だろう? 面白いので、改めてその理由をここで考えてみた。

 ①まず、寒い所では成り立たない。だから「星を見る」という条件だけはいいのだけど、夏でも夜になるとかなり冷え込む山の上では無理。それと蚊がいるので、刺されると痒くて、おちおち眠ってもいられない。楽しいというよりは「苦行」になってしまう。
 驚くべき事にジープ島にはこの「蚊」がいない。「アウトドア=痒い(笑)」という事を身を持って分かっている人には、これは奇跡的な状況だ!

 ②では、他の南の島リゾートではどうか? 蚊の問題もあるけど、何よりも人工的な明かりが全くないリゾートは存在しない。無人島だからこそ、ジープ島にはこの「明かり」が全く無いのだ。少しでもあれば星空は綺麗ではないし、わざわざそこで眠る意味も無い。

 ③ゴロンと横になる程度なら他のリゾートでも出来るかもしれないけど、誰がやって来るか分からない所で、安心して朝まで眠れるわけがない。ジープ島には誰もやってこないし、誰が泊まっているか、もう最初から分かっているので安心なのだ!

 ④高いルーム代を払って、寝心地の良さそうなベッドが部屋に用意されていたら、絶対に自然とそこで寝るはず。わざわざ外で眠る「必然性=いざない」が無い。ジープ島の場合、コテージは相部屋だし、シングルチャージもかかっていない。だからコテージの中で眠らなくとも、損をするという気持ちが全く無い。

 ⑤そしてこれが一番の理由なのだけど、先にも書いた『ぜ~んぶ自分のもの!』っていう開放された意識と島の小ささが、「ビーチすら寝床に見えてしまう」という「この島ならではの感覚」の賜物だろう。
 更に、人なつっこい犬や猫たちが気持ちよく外で眠っているのを見ると、だんだん自分までもが、いい意味で「野生化」してくる。もうこれは、この島の環境そのものが、自然に「外へ外へ、外の雄大な大自然へ」と自らをエスコートしてくれるのだ。

 更に面白いのは、こう考えていくと、それがそっくりそのまま、ジープ島の「本質的な魅力」の説明にも繋がっていく。この島が、何故これほどまでにゲスト達に支持されるのか? その理由にもなってくる。
 贅沢なものは何もない。でも驚くほど快適で極楽なのだ! 僕はこれを「ナチュラル・ゴージャス」と呼ぶ。

 自然というものは時として牙を剥く。でもこの南海の奇蹟の島においては、「自然が持つ豊かな恵み」の方が、それを遥かに上回る。

 今宵も「外寝」でリフレッシュかな!

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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