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2014. 07. 03  
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 当ブログのメインタイトルは『JEEP島物語』。でももう一つ候補があったのだ。それは、『南風に吹かれて』。

 ちょっと脱線するけど、「南風~」には強い思い入れがある。僕がまだ学生だった頃、爽やかに時代を駆け抜けた五木寛之氏の初期のエッセイ集「風に吹かれて」。これには随分と影響を受けた。当時はまだこういうエッセイも少なく、とっても新鮮だった。
 その後、この同タイトル曲を引っさげたボブディランを始め、吟遊詩人的なシンガーソングライターが花盛りの時代を迎えた。フラワームーブメント全盛の頃だ。ニールヤングの「心の旅路」的存在にも惹かれたものだった。「サザンマン」なんて、今聴いたら涙モノだろうな。

 サザンマン=南の人だ。それで、何かとても「南への放浪」というものに憧れたのだ。(今でもスタンス的にはそう変わってないけど…笑)
 南に進路を取れだ!
 ただ五木氏の吹かれる「風」とは、モスクワとかワルシャワとか「北」が多かったように思う。

 翻って北の旅も大好きで、わりと最近だけど、故・星野道夫氏の写真と随筆にはとても惹かれている。その中で印象的な言葉がある。氏が沖縄のとある島に行って、「南」の美しさに感動した後、後ろ髪を引かれる思いで、
 『…でも故郷である寒いアラスカに帰らねばならないのです。やはり自分が依って立つ場所が、あそこなのですから…』と。
 自らの「北へのアイデンティティとオリジナリティ」を確立する言葉とスタンス。

 氏のたどったアラスカの大地の美しさにも、1度は触れたいと思う。「北」は僕にとっては静かなる心の旅。厳しくも美しい自然に魅了され、自分をもまた厳しく見つめ直す場所。『美しいものの三分の一は北にある!』とも思っているし。
 それに対して僕にとっての「南」とは、もっと根深い故郷とまではいかないにしても、自らが解放され、ホッとできる場所

 これまで、ひたすら憑かれたように「南」を目指し、さまよい歩き、ダイビングで潜り続けたのは何故だったのか…。そして回り回って、今、この赤道直下のミクロネシアで、最も「南風」を体現しているジープ島という場所にこだわっているのは何故なのか…。たぶん答えの全貌はすぐには見つからないだろう。『好きだ!』という事と、自分自身の内なるベクトルが「南」に向かわせているとしか言いようがない。

 ただ、17年の長きに渡って写真を撮り続けプロモーションをし、公式サイトまで立ち上げ、この島が持つその「何か」を表現しようとしている事だけは確かだ。
 そんな中で、答えの一つになるかもしれない象徴的なイメージを言葉にした。

 「珊椰水月(サンヤスイゲツ)」。

 日本人の美意識の根底にあり、風流さの象徴でもある「花鳥風月(カチョウフウゲツ)」。(僕自身の一番得意な専門分野は「美学」) これがずっと頭にあったのだ…。
 なぜ僕がジープ島にこれ程までに惹かれるのか。もちろん数えだしたらキリがないよ。でも本当にギリギリに削ぎ落としてもうこれ以上削れない、ジャコメッティの彫刻のような美意識で考えて、「シャレ」でこの言葉を考えてみたのだ。

 珊は珊瑚で、砂となる大地と生命の象徴。
 椰は椰子で、そこで生まれた意志と成長の象徴。
 水は全ての根元であり源で、流れと育みの象徴。
 月は天からそれらを見守りながら照らす、宇宙とこの星の象徴。

 ジープの砂浜の突端で、ひたすらボーとしていると、果てしない幸福感に包まれる。それは、この驚異的ともいえる程小さい世界の中に、それらが全て一つにまとまり、みごとに調和し完結しているからだ。まさにこの島自体が、地球が創造した天然自然の「神の彫刻」なのかもしれない。

 もちろん、風は大事な要素だし、全てに色彩を与える太陽の存在は大きすぎる程大きい。水の一部である雲は空に様々なドゥローイングを描き、虹を写しだす。魚や鳥達のキラビヤカな姿もなくてはならないし、イルカや犬達の可愛らしい存在も。更に、グラス一杯のシングルモルトのオンザロックもかかせない(笑) 

 でも「珊椰水月」…。

 夕暮れの後、月が東の水平線から昇ってきた頃。この完結したシーンがモノトーンでありながら、最もこの島らしい「南の風流」を描ききるからだろう。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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