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2014. 08. 27  
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 さあ、少し間があいたけど、ジープ島ブログの再スタートだ!
 ジープ島人気は益々拍車がかかってきたけど、スタートしてから17年。けっこう長い歴史をたどってきたのだ。現在は色々と情報は多いので、最近の様子は分かりやすいかと。でも開島した当初はどんな様子だったのだろう?と、皆さん興味津々かと思う。
 そこで、「初期の頃を中心とした記録を残しておこう!」という事で、昨年10月から始めたこのブログ。元々、企画段階で40編のテーマに絞って書いていこうと思っていたのだった。今回でちょうど半分。残り20編。そして何とか年内に全てUPしたいと思っている。これから週一どころか、それ以上のペースで入れていきますよ~! お楽しみに♪
 で、今回は再スタートに相応しく「原点」のようなテーマで、ねっ☆[゜ー^]

 それは吉田氏からの一本の電話からだった。ようやくコテージが完成したという。元々しょっちゅうダイビングで訪れていたトラック。(僕にとってはチュークよりも、この歴史ある呼び名のほうがしっくりくる)
 この島にもランチで上陸した事はあったけど、どう変わったかにとても興味が膨らんだ。いよいよ現地名で「ファナンナン」という島を【ジープ島】という名に改め、他の島リゾートとは一線を画す、新しいコンセプト=「ゲストが泊まれる無人島」という、前人未到のプロジェクトをスタートさせるのだ! 数日後、とるものもとりあえず、現地に向かった。

 『ん?これは、全く新しい感覚のリゾートかもしれない!』

 ボートから飛び降り、島に一歩足を踏み入れた瞬間そう思った。更に、これまで知っていた元の島とも明らかにムードが違っていたのだ。珊瑚のカケラで両側を飾ったウエルカム・ロード。その両側に大きなシャコ貝がディスプレイしてあった。その素朴な「海心」に、手作り感覚のホスピタリティが溢れていて、とっても嬉しい。これだよ、これ! そして何よりも素朴で可愛らしいコテージが、この小さな島にピッタリと合っている。「人の温もり」の象徴さでもある。
 そして、これら島自体が13本の椰子の木と共に『どうぞ、いらっしゃい!』と、にこやかに微笑んでいるように感じられたのだ・・・。   

 風の通りの良さそうな東屋、ワイルドなBARコーナー、使いやすそうなトイレとシャワールーム。メチャクチャ質素だけど、それもこれもこの島のムードにピッタリとはまっていた。必要最小限の物しかないけど、それがかえっていい。「本来の自然」に触れられやすいからだ。だからこそ全ての都会の垢を、サラッと洗い流せる。更に、回りの360度見渡せる美しい海が、ぐるりとここの庭のようにも感じられる。何と贅沢なシチュエイション! もう全てが夢のようにキラキラと輝いていた。
 お金をかけたラグジュアリーなリゾートも嫌いじゃないけど、それらとは全く違うスタイルでの「居心地の良さ」だ。後にこれを僕の造語で、『ナチュラル・ゴージャス』と呼ぶ事になる訳だけど・・・。

 これが今から17年前に島のゲスト(関係者でもあるが)第1号として上陸した時の印象とインスピレーションだった。それは今でもくっきりと脳裏に焼き付いている。もうこの瞬間から、僕はこの島のトリコになっていたのだろう。そう、「島そのものに恋に落ちた」と言ってもいい。

 それにしても、「旅を書く」とは不思議なものだ。。 旅の渦中で感じた事、心を揺り動かされた事のライブは、刹那刹那で完結している。その風の触感、気温の皮膚感、太陽の位置、雲の流れ、匂い、音、生き物達の囁き、目に写る風景や色、そして味覚までもが瞬時にして移ろい、二度と同じ状況は訪れない。
 だからこそ、旅人として心を開放し彷徨するという事は、 それだけで愛おしい程貴重な時間を送れる。なぜなら、見知らぬ時空の中に身を置き、様々な事を味わい、考え、想う事ができるからだ。

 そして「日常」に舞い戻り、旅の刹那を少しの間振り返る時、まるで樽の中で熟成された原酒のように、しだいしだいに発酵されていくのが感じ取れる。イメージが膨らんでいくように。それは貴重で二つとしてないものだ。それを何とか記録として残しておきたい。自分の為でもあり、誰かに伝えたいという両面から。それが「旅を書く」という事の本質ではないだろうか。

 人は誰でもその樽を持っている。 普段は密閉されているけど、ひとたび蓋を開け、言葉というヒシャクですくった時に、程良く熟成されているのが分かる。ただ余り時間が経ち過ぎ密閉したままだと、角が取れ過ぎ、 ただの丸い思い出となり、「忘却の彼方」のまろやかさになり過ぎる。かといってすぐに蓋をあけると、熟しきれず若々しすぎて、 いささかトゲトゲとした概念や触感が言葉になって出てきやすい。

 これまでジープ島を幾度となく旅をし、そのイメージとしての原酒は、しっかりと樽の中で寝かせている。 いくばくかの言葉の断片や写真と供に。だから「旅を書く」とは、オリジナルの酒造行程に近い。特に僕の大好きなシングルモルトのそれに。モルトは最低でも12年以上寝かせるといい酒になる。それより早いと充分熟しきらず物足りない。この島もスタートしてから17年。プレミアム的価値のある年数だ。もうまさに樽から取り出すには絶好のタイミング!
 今後このブログを通して、その樽の中から言葉や写真という「ヒシャク」で、 少しずつ旅のエキスをすくっていこうと思う。そうする事で、ほんのわずかだけども、 程良く発酵された「酒精」を少しだけ口に含む事ができるかもしれない・・・。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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