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2014. 09. 25  
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最初にこの島に上陸した時。全てが忘れられない光景として意識に刻まれたのだった。と同時に、この島のハウスリーフを最初に潜った時もだ。その感動と個々の記憶の断片は、未だに脳裏にくっきりと焼き付いている。

 元々、長いダイビング歴の中で、トラック環礁は、もう何度も来ている馴染み深い地だった。そしてこの島にもダイビングの休憩に、ランチに寄った事はあった。でもこうしてコテージが完成し宿泊できる島として生まれ変わると、全く違う島のように見えた。
 まさに絵本の中に描かれている、
  夢が膨らむオトギの島そのものだ!


 『やったねー!』と仲間達と頭からビールをかけ合い、ダイナミックに祝杯。そして、『何はともあれ、ハウスリーフを見てみないと!』と。さっそくキラキラといざなうように誘う水面の、その美しい青に引き込まれるように潜った。この島での、最初のビーチエントリーダイブ。
 スコーン!と抜けた透明度のいい、気持のいい海だった。
 まだゲストは誰も潜ったことのない未知の海・・・。

 いきなり、巨大なマダラエイが砂の中からゆっくりとはい出てきた。まあ、外洋のドロップじゃないので、そんなに「何か」を期待していた訳ではない。ただワクワクドキドキしながら、この先はどうなっているのだろう・・・。それだけで未知の海に挑む、冒険心をあおるのに充分だった。
 そしてピキピキのサンゴ、魚達の生き生きとしたシグサに徐々に陶酔していった。その「手つかず感」に浸りながら・・・。

 それにしても、ここのエダサンゴの群落には驚いた! そのニョキニョキと木の枝のように成長するところから、別名「鹿の角」とも呼ばれている。それが『これでもか!』っていうぐらい、水深15mぐらいの所までビッシリと覆っていたのだ。まるで秘密に営なわれている「迷宮の森」だ!
 もちろんサンゴがたっぷりとあれば、そこを住処とする魚達もワンサカ群れることになる。色とりどりの、その原色図鑑のような世界。そこからは、計り知れない「地球の生命力」のようなものを感じたのだった。

 しばらく流していくと、急に魚影が濃くなった。あっちからもこっちからも、タカサゴやウメイロの群が、ある根に向かって川のように流れていくのだ。そこの水深はボトムで18m、直径は10mほどの形のいい根だ。
 凄い! しばし、その根を前にして立ちすくんだ・・・。
 そこは流れてくる魚達だけではなく、その回りのムードが全然他の根とは違っていたのだ。珊瑚が形良く林立し、そこに暮らす様々な種類の魚達が、一つの調和がとれた小宇宙を形成するかのように共存し、あるいは威嚇しあい、キラキラと光り輝いていたのだった。そこだけに不思議なスポットライトが当たっているかのように・・・。

 何か、とてもいいものを発見した感があり、確かな喜びもあった。ただ、残圧系を見ると予想以上に空気を消費している。島は小さく可愛らしいが、それをぐるりと外側を回るように潜るとなると、やはり相当広くなる。
 一周は諦め、元来たコースをウキウキ感を噛み締めるかのように戻ったのだった。

 エントリーポイントに戻り、タンクと器材を陸に上げると、心地いい疲労感に包まれた。そして島にいた吉田氏に、『いやー、凄い根があるねー!!』と。 すると彼は、『そう、あの辺りにあるヤツでしょう』と、その方向を指さした。 『そうそう、ありゃあ凄いね!』
 それが僕とこの根の、初めての遭遇であった。

 その後、島の回りのリーフを完全に一周し、やはりこの根がNO.1である事を確認した。そして最初に付けた名前が、その状況どおり、「フィッシュ・リバーポイント」。じきに「アクアリウム」と名前を変えた。
 それ以来、ジープ滞在中は、毎朝日課のようにここを潜っている。その散歩コースの紹介は、次回に回すとして・・・。

 これまでに一番印象に残っている光景は、ウメイロモドキの何百という巨大な群に、すっぽり自分ごと覆い尽くされたシーンだ。目の前30cmの所を何匹も何匹も横切る、美しいこの魚たちの姿。明るいセルリアンブルーの魚体に、背中から尾びれにかけての鮮やかなレモンイエローのポイント。それが海水の青の中で、キラキラと無数に舞うのだ。それは、「ドリーム」という言葉すら陳腐に思える程の、夢と美の世界にいざなってくれるのだ。

 その後、ここの魚の数はやや減っている印象はあるが、以前のように居ついてくれ、今でも明るくファンタスティックなムードをかもし出してくれている。
 アクアリウムよ、記憶と現実のはざ間の中で、
  いつまでもこのままで・・・。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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