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2014. 12. 17  
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 『アキラ、今夜の夕食は魚だけだけど、いいか?』とリペル。『うん、問題ないよ』と。
 その日、島に滞在しているのは僕だけだった。もちろん食べることは大好きで、実際、東京の自宅では、毎夜、居酒屋のようにオカズを並べて酒を飲んでいる我が身。でもこの島だと、もう何でもいいやと思ってしまう。この環境だ。どんなものでも美味しく食べれるのだ。

 ただ一つ、かなりこだわるモノがある。それはコーヒー。島にもインスタントコーヒーがフリーで置いてあるけど、一度も飲んだことはない。持参するマイコーヒーのみ。さすがにミルまでは持っていかないけど、必ず東京のお気に入りの店で買って、直前に挽いたものを滞在分用意する。もちろんドリップカップとペーパーフィルター、保存用の缶とマイカップも入れてワンセットだ。僕の数ある島滞在の七つ道具の一つ(笑)

 基本、ブレンドは滅多に飲まない。トラジャ、ハワイコナ、グァテマラにマンデリンetc.と、産地の個性を別々に味わうのが「通」というものだ。
 これって考えてみると、ウイスキーのシングルモルトにも通じるよなぁ。一つの蒸留所の個性を重視するのがシングルモルト。(だからシングルな訳) 逆に様々な蒸留所のモルトをブレンドして、メーカーごとに特色を出すのがブレンデッド・ウイスキー。要するにジョニ黒とかシーバスとかいったたぐいだ。

 もうシングルモルトの味をしめると、ブレンデッドではとても物足りなく感じるのだ。中庸で個性が無くて、茫洋としていて・・・。

 で、この島で飲むコーヒー。これもまた酒と同じで東京で飲むコーヒーの100倍は旨い! 嘘だと思うなら、是非お試しあれ(笑)

 話が脱線したけど、そう、この日の夕食は魚だけだったのだ。正真正銘、小ぶりのカツオを丸ごと一匹、ただ焼いただけ。もちろん、ダイコンオロシや付け合せなんて洒落たものは無い。一匹丸ごとで、ド~ンと勝負! ご飯があったかどうかさえ記憶に無いぐらい、丸ごと一匹。それも、たまたま通りがかった舟で捕れたものを分けてもらったヤツだから、まさにさっきまでそこら辺を泳いでいたものだ。

 島の「食」というと、僕はすぐにこのカツオの味を思い出す。それは身が締まっていて、醤油や塩が無くても濃厚な野生の味がし、噛みしめるほどジューシーで、奥が深くて・・・。ワイルドにむさぼるように、骨だけ残して食べ尽くした。。今までの人生の中でも、最高の焼き魚だった。

 次の日、本島のスタッフも含めてちょっとしたウワサになったらしい。
 『アキラが魚を骨だけ残して丸ごと綺麗に食べた』と(笑)

 だろうなぁ。。こっちの人は基本手で食べるので、ご飯と一緒にグチャグチャとこねて食べるのが習慣。日本では普通の、骨だけの魚の食べ後を見たら、けっこうなカルチャーショックだったのでは。確かにあれは、箸(ハシ)文化があってのものだよなぁ。

 ただこれから行かれる人に誤解が無いように。通常は、朝はフレンチトーストに目玉焼き、肉野菜炒めなど。 昼は、臨機応変に対応していて、時にはゲストが持参したソバやソーメンが出ることも。夜は、滞在中一日は必ずバーベキューをやってくれる。現地の秘伝のタレで焼く牛や豚や鶏肉は、とても美味しい。リクエストがあり、タイミングが合えば、ロブスターやマングローブガニを食べる事もできる。
 それ以外には、カレーライス、ハンバーグ、ローストチキン、ロールキャベツなど。
 デザートは、バナナやパイナップル、マンゴーなど。

 ジープ島滞在に慣れてくると、いろいろ食材を持っていくのも楽しみの一つ。レストランを併設する普通のリゾートではありえない事も、ここならOK。逆によく持ってきてくれたと歓迎される。これホント!

 例えば、ソーメンやソバとメンツユを持っていけば、気軽にランチとして料理してくれて、みんなで食べられる事ができる。その為に、わざわざ天ぷらを揚げてくれ、天ぷらソバにしてくれることも。
 基本が白ご飯なので、海苔やメンタイコや漬け物などもとっても重宝。

 とにかく、全てに渡ってアットホームでフランクな所。無人島で食べるこれらの素朴な食事が、またいいんだよねぇ。
 まあ何と言っても、このロケーションで食べるムードが、最高のスパイスの効いた贅沢な味なのかもしれない。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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