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2014. 12. 17  
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 ジープ島は直径34mの硬い陸地と、それと同じぐらいの大きさの、季節によって移動する砂地しかない、ほんと小さな島。そこに立派なヤシの木が11本そびえているという、もう奇蹟のような外観を持つ。もはや神がしっかりとデッサンをして、丁寧に彫刻のように創り上げたモノのようにも見える。
 通常これだけ小さいとヤシは育たず、砂州だけの殺風景な島になる。しかも地盤が弱いため、海面に覆われて水没してしまう事が多い。現にこの環礁の中には、そのような島が幾つもある。

 そしてジープ島よりもやや大きい島も数多くあるが、この「やや大きい」というのがポイントだ。ちょっとでも大きいと、この奇蹟のようなジープ島のムードは得られない。ありふれたごく普通の島になってしまう。これ以上小さく出来ない、まさにギリギリの大きさ! そのマジックこそがジープ島だ。

 ところがここと瓜二つの島が一つだけこの環礁内に存在しているのだ。昔から姉妹島と言われている島が。その名は「ピサモエ島」。

 実は僕がこのトラック環礁に通うようになった最初は、もう今から28年も前だ。その頃ジープ島は当然まだ開島されておらず、現地名ではファナンナン島。完全な無人島だった。ジープ島の初期の姿だ。当時でもダイビングの帰りにランチで寄ったりして、可愛らしい島だなという気持ちはあったが。でも僕の関心は前期のピサモエ島の方に馳せていたのだ。

 本島のBLR(ブルーラグーンリゾート)からボートで北へ2時間。ホントにまるで「おとぎの島」のようでジープ島とは瓜二つ。でもこちらは環礁の際(キワ)にある。しかも遥か彼方にあるので、より地球の果てに行くような冒険心があおられる。それ以来、この地ににダイビングに来るごとに、必ずこのピサモエに遠征に行っていた。

 何故たかだか島に、そこまでして? 今思うととても不思議なのだけど、それだけ魅力的だったのだろう。小さな絵に描いたような無人島。それは強烈なインスピレーションとインパクトで迫ってくる。まるで幻のように大海に浮かぶ一つの「桃源郷の象徴」のように・・・。

 元々「ダイビング=熱帯の海へのいざない=遥かなる南の島」という意識が強かったためだろう。この地に来た時は、もう必ずだ。世界中の海を潜ってきたけど、このような島があるのは、このトラックだけだからだ。

 ただここしばらく、20年以上も行っていない。一説によると、大きなストームが来た時、環礁の際にあるだけに高波などの被害にあい、ヤシの木が根こそぎ倒れ、無残な姿になったと聞く。そういう意味では、姉妹島であるジープは環礁の中にあり、安全でほとんど被害にあわなかった。だからこそ、ゲストが安心して泊まれる理想の島として人気が出てきたとも言えるのだ。
 でも僕の中では、もう一度あのピサモエを見たい!という願望が強い。『実際今どうなっているのだろう?』と、記憶の中に生き続ける、幻のような楽園の島を。
 いつか必ず・・・。

 元来、日本人は「島」が好きだ。それも小さな無人島が。ちょっとストレスが溜まった時など、『あ~、無人島で何もかも忘れてのんびりしたい!』と思うだろう。僕はこの願望は、日本人の体の中に南方から渡ってきた民族のDNAが多く刷り込まれているからだと思っている。もちろん日本人とは、朝鮮や中国、そしてロシアから渡ってきた様々な民族の混血だと言われている。でもその中でも、南方の島々から渡ってきた血が一番濃いように思うのだ。

 これは僕の推論だけどねっ。そして日本人は遥か昔のDNAから、「島」というものに独特の憧れがあるのではと思う。故:立松和平氏が同じような事を言っていて、彼はそこから日本列島を「ヤポネシア」と呼ぶべきではないかと。確かに。。

 そして今、これだけジープ島が老若男女問わず人気が出てきたのは、そのような背景が少なからずあるように思う。これからもずっと見守っていきたい。日本人の心の奥深くにある理想の「南の島のシンボル」として。。

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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