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2013. 11. 30  
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ジープと言ったらキミシマ。これは僕の中で、かなりのこだわりがある。ジープ島のあるトラック環礁の、もう一つ外側の別の環礁。そこは人が住んでなく、手付かずで、まだ誰も行ったことすらなかった未知の海。ジープがスタートし数年が経ち、吉田氏からいよいよそこに入れると聞いた時、何が何でも「行かねば!」と。その後彼の知人が一人だけ行ったので、僕はその地に行って潜る、日本人としては3人目となったようだ。

 環礁内を外洋に向かい、晴天の中をボートが滑るように疾走する。この高揚感はどうだ! 何が待ち受けているか分からない、ドキドキワクワクするような冒険心! ハシナガイルカの群れが、まるで喜びを分かち合うように先導してくれる。

 そしてキミシマに入ったとたん、正直、頭をパカーン!とぶったたかれたような衝撃を覚えた。そこの「青」はなんと表現したらいいのだろう・・・。それまでは、青の深さだったら世界一はロタかなと思っていたが、それを遙かに越える「青」だった。しかもただ青いだけでなく、キラキラと神秘的に「蛍光色」に光り輝いていた。

 その後ランチタイムに、フォノヌークという無人島に上陸した。(ジープ島のほぼ2倍の大きさで、ここも可愛らしい島) すると『ウッヒョー!!』と、誰からともなく歓声が沸き起こった。島から程近い沖の方に、鳥達が群れ遊ぶ真っ白い砂州が夢のように横たわっていた。もちろん『行かねば!』だ(笑)
 腰から胸まで海に入り、バシャバシャと歩いていった。カメラは濡れないように頭の上に持ち上げながら。鳥達は、おそらく初めて人間を見たのだろう。かなり近づいた後、ゆっくりと飛び立っていった。不思議だ・・・。それは逃げたというより、「席を譲るよ。今度は貴方達の番」と言っているように思えたのだ。

そして同行したゲスト達とランチを食べた後、遠浅のエメラルド色のビーチで、あたかも露天風呂に入るかのように首まで浸かり、しばしの極楽タイム。体温と同じぐらいのほど良い水温。見渡す限りのシルクのような大海原。無数の「青」が視界の中を変幻自在に闊歩する。
 存在するのは自分達だけという現実の中、人々の住むトラック環礁を離れ、全く別の異次元にやってきたような気分。世界はここで完結しているのではないかと思わせるほどだ。灼熱の太陽が海水の涼で中和され、フワフワと精神が浮遊する。
 その時にゲストの一人が言った言葉が、とても印象に残っている。

 『何かコマーシャルフォトの世界に、自分が入り込んでいるみたい・・・。』

 ん~、言い得て妙だ。ただ、これは現実の空間で実際に自分がそこに居る訳だから、何もわざわざバーチャルな写真の世界をそこに持ち出さなくても良さそうなものだが・・・。でもその時は、今のこの気分を表すのに、とてもいい表現だなと思ったのだった。後にも先にも、そんな気分になったのはここだけだ。

 そこで改めてこの言葉の意味を考えてみた。通常の場合『わ~、キレイなビーチ!』で、その現実の見た目のキレイさにまずは感動する。その後海の中にジャブジャブ入っていって海水に浸っていても、それはあくまで自分がそこにいるという嬉しい現実。主体は自分で、通常はそこで終わりだ。

 では何故ここでは?

 それはもしかしたら、こういう事なのかもしれない。圧倒的に美しい目の前に広がるキミシマの、その天国のような景観を前にし、羊水のような海水に浸る。すると、熱と涼のハザマのライブの心地良さで、「自分」というものが溶けて流出し、感覚だけがフワフワと宙に舞う。そしてその幽体離脱のようなシュールな非現実性で、ここではそう感じるのではないだろうか・・・。

 今、そんな風に思っている。

 ちなみに、この状態で飲む冷えたビールの味は、この世のものとも思われない。シュノーケラーや2本目のダイブをパスした人は、是非お試しあれ!
 飲むというよりは、ビールが心地よく通過する、「食道と胃だけの存在」になれますよ!(笑)

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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