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2014. 09. 25  
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 この島に着くと、荷物の出し入れもそっちのけで、バッグからマスクとフィンをつかみ出し、まっしぐらに目の前の海に飛び込む。もうこれは毎度の事。そしてキラキラと泳ぐ魚達の楽園に入り込み、彼らに『帰ってきたよ~!』と言う。ハウスの魚達も、この島の大事な住人達だ。
 そして暖かい海水の心地いい感触に包まれ、原始のような青の世界にしばし漂う・・・。そして30分程してから陸に上がり、タバコに火をつけ、晴れ晴れとした顔でこう言う。 『来たね、ジープに!』

 もうその時点で、オリのように溜まっているベトベトした東京の生活のアカはすっかり洗い流され、気分は最大限にリフレッシュ! 海に入って、始めてこの島に来たと実感できる。僕にとっては、もうこれは儀式のようなもの。まさにこれから始まる夢のような「海の生活」の入り口、オーシャンゲートなのだ。
 ジープ島の敷地とは、ぐるりと取り囲んでいるこのハウスリーフ(全て広い庭)一帯全てを含んだものだと思っている。だから、『なんて小さい島なの!!』と人は、水面に顔を出している陸地だけ見て言うかもしれない。でも自分の中では、行動エリアとして面積を考えると、案外大きな島なのだ。見た目の直径を二周りぐらい大きくした感じで。

 ここで一つダイビングとシュノーケリングの違いを語っておこう。当然ダイビングとは、タンクを背負って水の中で呼吸するスタイル。だからタンクのエアーが残っている限り、水面に上がって呼吸する必要はない。海底に沈み、じっと魚達を観察する事だって出来てしまう。ただ重いタンクを背負うので、その準備や何かで時間を取るし、シュノーケリングのように「気軽に」という訳にはいかない。その点が最大の違い。逆に身軽だけれども、潜っても息継ぎに浮上しなければならないのと、水中でじっとしている事のできないのがシュノーケリング。
 まあ、どちらも一長一短という訳だ。ダイビングはダイビングの良さがあるし、シュノーケリングはシュノーケリングの良さがある。

 僕は海ビギナーの人に、『ジープ島はダイビングのライセンスが無いと楽しめませんか?』という質問をされた時によくこういう風に言う。
 まずシュノーケリングでも技術を磨けば、かなりの事が出来るので、充分これだけでも楽しめますよ、と。極端にいえば、背の立つ所で、腰をかがめて海面をのぞくだけでも色とりどりのサンゴや熱帯魚が見れてしまうのだから。
 そしてダイビングとは、このシュノーケリングの「延長」なのだと。タンクを背負えば息継ぎをしに浮上しなくていい訳だから。そんな気軽な発想でダイビングを捉えてほしい。海の中をより見てみたければ、そのうち是非ライセンスを取得して、ダイビングを始めてみるといいでしょう。ジープ島はそのオーシャンゲートでもあるのだから。その後は中級・上級になるにつれ、様々なダイナミックな潜り方ができますよ、と。
 ただ、誰でも出来て、気軽にブラッと「顔洗いがてら感覚」のシュノーケリングも、僕は大好き!

 で、いつ行っても飽きることが無いほど、ここの海は美しい。そしてエキサイティングだ。その中で一つとても印象に残っているシーンを紹介してみよう。
 ある日のこと、のんびりとシュノーケリングで水面に漂っていた時、前方から何やら巨大な魚がやってきたのだ。一瞬イソマグロかと思ったけど目の前を悠然と通り過ぎていったそれは明らかに違う。
 な、なんと、キハダマグロだったのだ! 有に1.5mはあろうかという・・・。ダイビング中でもめったにお目にかかれない程の大物。そんなものもシュノーケリングだけで見れてしまうのだ。その理由としては、こうだ。 

 ここトラック環礁とは、周囲200km、直径が約70kmもある、世界最大の環礁。だから小さく閉じられている他の環礁の中とは違い、外洋とパスを通じて、いい形でつながっている。しかも何十隻という沈船が海の中にある事で、かっこうの魚礁となり、エサとなる魚達もふんだんにいる。それで、沢山の大型の魚や回遊魚も流れ込んでくる。 だからこの環礁の中だけでも、スケールの大きい海の生態系を育んでくれている。

 その中にあるジープ島は、そういう理由で好条件がそろっているのだ。ほとんどの魚をこのハウスリーフで見れてしまう。だから驚きの連続なのだ。
 僕が今まで見た中で特筆すべきものは、他にイソマグロ、イーグルレイ、バラクーダ、巨大なスギの大群、イカの不思議な群。そして、グルクマやカマスの群、イワシやアジの幼魚の群、カスミアジの編隊も普通にやってくる。更に、ウメイロ、タカサゴ、ハナムロの群も、川のように流れてくるのだ。
 おとなしいサメの仲間では、ブラックチップ、ホワイトチップ、メジロザメがダイナミックに花を添えてくれる。

 海ビギナーの方には「サメ」と聞くと、全て恐ろしいものというイメージがあるかもしれないけど、人を襲う可能性のあるサメはほんの数種で、遥か外洋に生息しているので、この環礁の中に入ってくる事はない。逆に経験を積んでいくと、海の中で見るサメほど美しいものはないのですよ! 研ぎ澄まされたようなグッドシェイプと、光を鈍く反射する肌の美しい光沢がいい。
 更にイルカにとっても大変住みやすい環境で、なんと、このハウスにも時々遊びにやってくるのだ!

 人が滞在できるのに汚されておらず、 しかも潮通しがいいので透明度はバツグン。流れもほとんどないので、ビギナーの方にも超安心。
 どうです? まさに世界一のハウスリーフと言っても過言ではないでしょう!

 そんな訳で初期の頃、ジープ島を去る当日、『もうこの海ともしばらくお別れか~』と、ちょっぴり寂しい気分。陸は帰っても、何時でも何処でも「陸」だけど、綺麗な海の中はそう簡単には見られない。そこで僕が取った行動とは・・・。
 荷物は全てパッキングし、すでにボートに積んである。他のゲスト達はボートが出発するまでゆっくりと島でくつろいでいる。でも僕は1分でもいいから、もうちょっとギリギリまで海の中を見ていたいと思った。どうせ、向こうで着替えられるし、水着のままでいい。ならばと、最後の最後まで名残惜しむようにシュノーケリングをした。そしてボートで拾ってもらって本島に帰ったのだった・・・。

 まあ、いかにここの海が魅力的か、このエピソードだけでも充分伝わったでしょう(笑)

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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