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2014. 12. 17  
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 この島から帰ってくると、いつも不思議な感覚に包まれる。ず~っと24時間、頭の芯が何かに塗り固められたかのような・・・。 でもこれは決して悪い感触のものではない。むしろボ~っとできて心地いい♪ 「考える事」を、脳が拒絶しているかのような気分。。

 他の旅では、東京に戻れば良きにしろ悪しきにせよ(笑)、すぐにこの都会生活に順応できる。『さあ、たっぷり充電してきたので、がんばるぞ!』と。でもこの島だけは、その順応を拒む何かが蓄積されてしまうようだ。。 とにかくこの島は「考える事」を拒む。大自然の中に身を浸し全てを受け入れ、全てがこの世界の中で完結する。そうすると、もう細かな事はどうでもよくなってくる・・・。

 これはとても素敵な事だけど、 戻ってきて「ジープ的なるもの」を、どうこの真逆で忙しい日常の中に織り込んでいくか。 どうその良質なエキスを取り込み、スローライフとして生活を構築し直していくか。。 どうも、我が人生も転換期に差し掛かってきているような気がする・・・。
 18年間の長きに渡ってプロデュースしてきたこの島は、 もはや僕の「生活」の中に、しっかりと根を降ろし始めているのかもしれない。

 元々この島には、小屋も何もない全くの無人島だった頃から訪れている。 そしてこの島のコンセプトが、モルジブのような人工的なリゾートにするのではなく、「ありのままの素朴な無人島に滞在する」、まさにその事にウエートを置いてきた。 またそれがプロモーション的にも、この島をひときわ個性的に、魅力的に際立たせているのだ。
 初期の頃は小屋も小さかったので、プライベート感覚を重視するため、 テントを持っていって張ってステイしていた。 だからこそ、僕の中ではこの島は永遠に「漂流する無人島」なのだ。

 ふと「航海日誌」という言葉が思い浮かんだ。この響きはいい。人生そのものを長い航海だと例えるなら、その節々を記録し、時間を空けて記録された日誌をめくってみるのも、とても有意義な事のように思える。僕にとってジープ島と関わってきた18年間の日誌が、まさにこのブログなのだから。

 夕陽が沈み、日本の駆け足で通り過ぎる一瞬の残照。でも同じ地球。現象的には「ジープ時間」とさして変わらない。いつでも心をこの島に飛ばす事ができる。要は意識の問題だ。その「流れ」の中に上手に身を置くこと。

 潮流だ。
 常に流れている。時間も風も現象も夢も・・・。

 久しぶりに日誌を通してジープを想う時、それはもう遥か昔の事のように感じられる。それでいて一瞬のうちに、つい数日前の事のようにも想えるのだ。

 酒の力。

 ジープで飲んでいた酒は、いつでも日常のごく身近なところに置いてある。だからそれを口に含めば、すぐにこの島にシフトできるのだ。
 アイラ系のシングルモルト達。潮(しお)臭く、煙(けむり)臭く、島(しま)臭く・・・。

 ダイビングの本質が「カレント」にあるように、やはり「流れ」なのだ。それも主体性のある流れ。流されるのではなく、自ら流れていく。立ち止ったままではなく、常に原点を振り返りながら変遷していく。。

 あたかも、「移ろい行く、光が生み出す色彩」のように…。

 この島では、持っていった酒は全てを呑み尽くす。一滴も残さずに。そして空の酒ビンが残る。それはまさに、この島における「時間と記憶」の結晶だ。それを全て海に流して・・・。 また来年来よう。
 最後にこんなフレーズが浮かび上がった。

 ヘミングウエイに、「海流の中の島々」というバハマのビミニを舞台にした小説がある。何とも旅情がそそられるエリアではないか! ただ、ビミニは遠くてなかなか行けない。でもそのエキスは日本人にもゆかりの深い、欧米人にとっても憧れである身近な海域にも流れている。それは太平洋のミクロネシア。魅力的な、ビミニより更に小さな島々からなる水の楽園だ。ここなら僕らもすぐ行ける。

 海流の中の小さな島々   
    ミクロネシアン・ドリーム   
           ジープアイランド

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プロフィール

三輪アキラ

Author:三輪アキラ
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 JEEP島プロデューサーとして、この「究極の癒しの島」を、スタート時から17年の長きに渡ってプロモートし、日本中の人達に紹介している。
 専門は「旅」に関する広告関係を専門に扱うアートディレクター&アドバイザー。企画プランニング、写真撮影、文章、デザインから、印刷&web制作まで、幅広くトータルにクリエイティブのサポートをしている。

 元々、JTB&JRの宣伝を扱う広告代理店に所属していたのだが、独立して(有)ギルマンという広告プロダクションを設立し現在に至る。とにかく旅が好きで、海外旅は120回以上に及ぶ。
 特にダイビングはプロ級。27年以上のキャリアで2000本以上潜り、「海」を特に得意分野としている。

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